確定申告は各自で行う
チャットレディとして働くのであれば、確定申告は各自で行わなければいけません。
これは、主婦でも副業として働いている場合も同じです。
そのため、必要な経費や確定申告に欠かせない領収書について考えることも重要です。
確定申告に関する知識を持っていない場合、税金面で損をしてしまう可能性もあるため、必ず確認しておきましょう。
確定申告とは、年間で一定以上の収入が発生した場合、それぞれの所得に応じて税金を納める制度です。
副業としてチャットレディを始めた場合でも確定申告は必要で、年間所得が20万以上の方は住民税、20万円を超える方は所得税および復興特別所得税の申告が必要になります。
一般企業に勤める会社員などの給与所得者は、勤めている会社が確定申告を行いますが、チャットレディの場合は自ら行う必要があるため、申告に関する知識を身に付けておく必要があります。
これは、本業として行っていても副業として行っていても、申告が必要な条件を満たしていれば、行うことに変わりはりません。
上述した条件に該当しているにも関わらず、確定申告を行わなかった場合、無申告加算税が課税されてしまうので、十分注意してください。
万が一、申告し忘れていたとすれば、自ら申告すると課税額を最小限に抑えられます。
さらに高額の報酬を得ている、数年間チャットレディとしてのキャリアがあるなら、青色申告にすると節税効果も期待できます。
しかし、どの申告方法であっても決められた期限までに税金を納めるのは法律で定められているため、確定申告の対象となる方は忘れず納めましょう。
また、確定申告の際には領収書が必要になるので、あらかじめ用意しておくのが望ましいです。
チャットレディとして働く場合、仕事をする上で必要な機材や小道具を経費で落とすことができ、使ったお金を記録するために領収者やレシートが必要になります。
チャットレディとして働くなら領収書が重要！
領収書やレシートは必ずもらう
チャットレディとして働く方の中には、「購入した商品の支払いを経費にしたいけど領収書をもらい忘れた」という方もいます。
この場合、支払った証拠となる書類がないため、仕事に必要なものであったとしても経費として認められない可能性があります。
しかし、買い物をする度に領収書を発行してもらうのは面倒だと感じる方も多いはずです。
そのため、基本的には商品を購入した際のレシートを保管しておきましょう。
レシートには購入した商品の内容が記載されているため、証拠書類として十分です。
一方、領収書はレシートと違い、宛名を記載する欄が設けられているため、高額な買い物をする際に適していると言えます。
数万円する商品を購入した際には、レシートではなく領収書を発行するのが望ましいです。
このように、支払い金額に応じて適切な対応をするようにしましょう。
保存期間が決まっている
領収書を含む帳簿書類の保存期間は、基本的に7年とされています。
ただし、どの種類の確定申告を行うかによって保存期間は異なるため、注意してください。
青色の確定申告の場合は7年、白色の確定申告の場合は5年が保存期間となっており、控除額によってどちらの申告の対象になるかが異なります。
確定申告後は自分で保管しなければいけないので、「どこにいったかわからない」という事態を招くことがないよう、しっかり保管しておきましょう。
領収書が必要になるタイミングは他にもある
確定申告をする時以外にも領収書が必要になるケースがあるため、確認しておきましょう。
数年に一度、税務署から調査官が訪れる税務調査では、領収書の提出が必要になります。
決められた税金額をしっかり納めているか確認しに訪れるほか、経費として計上した金額を調べることもあります。
支払いの証拠となる書類であるため、紛失した場合は再発行を依頼しなければいけません。
再発行ができない場合においては、修正申告をする必要があります。
領収書やレシートをもらう際に注意すべきこと
以下でご紹介するポイントを押さえておけば、トラブルが生じることなく働けます。
宛名を忘れず書いてもらう
重要なのは宛名を書いてもらうことです。
記載がない場合、誰が支払ったのかわからなくなってしまうため、経費として認められない可能性があります。
法人であれば会社名を書いてもらうのが一般的ですが、チャットレディは個人事業主であるため、宛名は自分の名前で問題ありません。
ただし、屋号がある場合は、その屋号を書いてもらうようにしてください。
領収書を発行する際、宛名を書いてもらい忘れる方は多いので、十分注意してください。
プライベートの出費と混ざった場合
買い物をしていると、1枚のレシートにプライベートの出費と仕事の出費が混ざってしまうことがあります。
「プライベートと仕事は分けた方が良い？」と悩む方もいるかもしれませんが、双方の出費が1枚のレシートに混ざっていても問題ありません。
レシートを発行してもらった後に仕事で使うものをペンでマークすれば、何を経費として計上すれば良いかわかります。
別々に発行する必要はないので、混ざっていたとしても1枚のレシートで問題ありません。
発行してもらえない場合の対処法
購入した商品が必要経費として認められていたとしても領収書を発行してもらえないケースがあります。
例えば、オンラインショップで購入した商品や販売元が個人だった場合、銀行口座を通じての支払いとなるため、領収書は発行されません。
このような場合はどうすれば良いのでしょうか？
銀行口座から支払いを行った場合は、通帳の記載や購入した際の確認メールなどが支払いの証拠となります。
コピーまたはスクリーンショットで保存し、提出するようにしてください。
経費計上が可能なものとは
チャットレディとして働くのであれば、必ず把握しておきましょう。
機材代・通信代
チャットレディは画面越しに男性客と会話をする仕事であることから、パソコンやスマホ、Webカメラ、照明、マイクなどの機材が必須となります。
パソコンは10万円未満であれば消耗品費として認められるため、1回で計上することが可能です。
マホを使って仕事をする場合、購入費用は経費として計上できます。
基本的に必要機材は経費としてそのまま計上できますが、プライベートと兼用しようと考えているのであれば按分するのが望ましいです。
また、仕事に欠かせないパソコンやスマホなどの通信代も経費として計上することが可能なので、月々の使用料金が記載された領収書を提出するようにしましょう。
美容院代・化粧品代
男性客と会話をするチャットレディの仕事では外見が重視されるケースもあるため、美容院代や化粧品代なども経費で落とせます。
美容院を利用した際、化粧品を購入した際は、必ず領収書を発行してもらいましょう。
ただし、脱毛などの美容関連や美容院・化粧品代はプライベートでの利用も多いため、按分する必要があります。
交通費
チャットレディの働き方には、在宅通勤と事務所通勤の2つがあります。
在宅で仕事をするのであれば関係ありませんが、事務所に通勤して働くのであればガソリン代やバス・電車の運賃などを経費として計上することが可能です。
バス・電車では領収書が発行されないので、代わりに出金伝票を作成するのがおすすめです。
研修費・セミナー参加費
チャットレディの仕事に活かせるようなスキルや知識を身に付けるために、研修・セミナーに参加する方もいます。
この際、注意しなければいけないのはチャットレディの仕事と関連する研修・セミナーであるかどうかという点です。
心理学や恋愛ノウハウ、営業などに関する研修・セミナーはチャットレディの仕事に関係していると言えるので、経費として認められます。
家賃・光熱費
在宅で働く方が賃貸住宅の一部を仕事用のスペースとして設けている場合、家賃や光熱費の一部が経費として計上できる場合があります。
部屋全体に対して使っているスペースや、仕事をしている時間に応じて割り当てるのが一般的です。
そのため、使っているスペースや時間が長い分、家賃や光熱費の計上も多くなるということです。
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今回は、チャットレディとして働く上で領収書が必要な理由についてご紹介しました。
得られる利益が増えればその分税金が高くなるのは当然ですが、経費計上を行っていれば節税できます。
具体的にどのようなものを経費として計上できるのかなど、知識を身に付けておくことで、損をすることなく働けます。
チャットレディとして働く際には機材代や通信代、美容代、交通費などが経費として認められるため、しっかりと領収書を集めておくようにしましょう。
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ここでは、領収書の重要性についてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。